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「カフェラテとカフェオレ」 |
駅周辺を見渡せば、必ず目にするカフェ。
外観が洒落ている店も多く、どこに入ろうか悩むくらい。
最近は、ルノアールのようなゆったりまったりできる喫茶店が少なくなり、
さみしい感じもする。
けれど、これだけ店舗が増えているということは、
気軽においしいコーヒーを飲めるカフェが、
多くの人にとって欠かせない場なのかもしれない。
類にもれず、私もよく利用する。
入れたてのコーヒーの香りは、五感を刺激し、癒し効果も抜群!
それに加え、少し薄暗い照明の中、ゆっくり店内を見回すのは案外面白い。
誰かとの待ち合わせ。
直前の試験勉強。
たわいないおしゃべりの時間。
ベビーカーで寝ている赤ちゃんを横目にちょっとブレイクタイム。
背広の人たちが、商談中?
人々がそれぞれの時間を過ごしている。
たった1人で、時間を気にせず長く居座っていても、だれもとがめない。
この空間が心地よい。
よく利用するカフェだが、行きなれない店で注文するときは
今でも少し緊張する。
なぜなら、店によって品数も名称も全然違うから。
コーヒー1つとっても、アメリカンやブレンドなどの種類がある。
だいたいは「ホット」で通用するのだが・・・。
コーヒー以外を頼むときは
「どんなものがあるのだろう。。。」
と、メニューをじっくり見て時間がかかってしまうこともしばしば。
結局いつも、自分の定番であるカフェラテを頼んでしまう。
以前、初めて行くカフェで、カフェラテを頼もうとしたときに事件が起きた。
「カフェラテを一つ」
「カフェラテはないので、カフェオレでもよろしいですか?」
「え? 何か違うんですか?」
実はこのとき、私はカフェラテとカフェオレは、同じもので
国が違うから名称が違うのだ、程度に考えていた。
(イタリアとフランスでの呼び方の違いかなと。)
「当店では、カフェオレしかないんです。よろしいですか?」
そうお姉さんに言われたら、違いのわからない私は「はい」というしかなく、
とりあえず注文した。
出てきたのはちゃんとミルクコーヒー。
違わないでしょ!
少し心外な面持ちで店員さんに聞いてみると、
「カフェオレは、レギュラーコーヒーに温めたミルクを入れていて、
カフェラテは、エスプレッソに温めたミルクと泡立てたミルクを入れているんです。コーヒー自体が違うんですよ。」
なるほど。
回答を聞くと全然違うものに聞こえる。
でも結局はミルクコーヒーじゃないのかな、と思うのは私だけだろうか。
この時は、少し恥ずかしい気持ちになったのだが、
違いを気にするような性格ではないので、
どちらがどっちだったか忘れてしまうことも多い。
とにかく、カフェラテかカフェオレのどちらか言えば、
ミルクコーヒーが飲めるはず!
そう考え、今も気軽に注文している。
今度、皆さんがカフェを訪れる際には、「カフェラテ」と「カフェオレ」、
名称がどちらになっているか、ぜひメニューをじっくり見てください!
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